ΡІRІΚΑ Therapy🄫のご紹介

【理念と基本方針】

 

■理念

患者さんの健康と喜びや満足を心から大切にし、共に育んでいきます。

■基本方針

患者さんの健康を通じて得られる喜びや満足を重視し、個別のニーズに寄り添いながら、専門性と誠実さを持って高品質な鍼灸指圧マッサージ治療を提供します。

治療の効果や安全性を追求し、患者さんが持つ可能性や生活の質を向上させることに全力を注ぎます。


【当院の治療方針】

気血の流れ

もともと人体には「身体の不調を自らの力で修復するシステム」が備わっています。
ここで1つ想像して欲しい事があります。一旦、東洋・西洋などの概念を抜きにして、例えば「体に傷を負ってしまった状態」の時、もし全身において様々な栄養分(修復材料)などを含む血液の流れが良くない状態、あるいはその負傷部位に血液が行きにくい状態にあるとすれば、その傷はなかなか治りにくいという事は誰でも容易に想像が出来ると思います。
これは皮膚表面の傷だけに言える事ではなく、筋肉・内臓・神経にも同じことが言えます。
そして、東洋医学ではその血を滞りなく流しているのが気の役割の一つと考えます。
また、西洋医学的に「気と血」を考えるとすれば、そこには自律神経(交感神経・副交感神経)と「運動(筋肉)」、そして食事・呼吸が大きく関わってきます。日常生活におけるストレス(痛みや不快)は、それらに影響を及ぼし、「体の不調を自らの力で修復するシステム」(即ち自然治癒力)の妨げになってきます。そこで、当院ではまず鍼灸指圧マッサージなどを使い、全身調整の一つとして自律神経の調整、そしてストレスとなる痛みなどの軽減を目指します。


《最小単位の”チーム医療”》

チーム医療

チーム医療と聞くと、「患者さんを中心に各専門家が円陣を組んでサポートする」と言うイメージが大きいと思いますが、当院では一番最初に提言されたチーム医療の考え方を採用しています。違いは、中心に据えるのは患者さん自身ではなく、患者さんの抱える「病」を円陣の真ん中に置き、患者さん自身も病に立ち向かう「チームの一員」に加わるという部分です。ここが、一緒に貴方の抱えている病に立ち向かうという「最小単位のチーム医療」となります(図参照)。
鍼灸指圧マッサージで効果を引き出し、それを高め、維持するには患者さんの協力が必要になります。
また、鍼灸指圧マッサージが適応とならない場合は、他の専門家(医療機関など)の協力を得なければならない事もあります。診療放射線技師として社会貢献してきた経験も取り入れております。
持病がある場合、症状などケースによっては主治医に「鍼灸指圧マッサージを受けても問題がない」と言う判断を得る必要があります。医療機関(病院・クリニックなど)で加療されている際は、東洋医学的な全身調整を考える上でとても参考になります。
そういう観点からも「医師-薬ー鍼灸」、医療連携は欠かせないと考え、そうした環境構築も広い範囲で構築していきたいと考えています。
トップページでも掲載しましたが、ここで「患者さんの権利・守って頂く責務」が重要になってきます。
私達は「病気を診断する」と言うことは法律で禁止されていますが、鍼灸指圧マッサージと言う手段を用い、健康な生活が送れるよう全力であなたをサポートします。


《全身丸ごと治療》

未病から発病

人体を「家」に置き換えて考えてみます(これは操体法の創始者である仙台の整形外科医:橋本敬三先生も理論を説明する際にこの例えを用いられておりました)。
人体で発生した異常を「火事」に例えると、まず火災報知器が鳴り始め、初期の段階であれば消火活動は最小限で済み、火災報知器を停めることが出来ます。
火災報知器が鳴りっぱなしで放置した場合、炎は飛び火し拡大していきます。消火活動も消防車が出動したり、大掛かりな対応をしなければならなくなります。
この火災報知器のシグナルは人体で言うならば、異常が発生した部位のセンサーから発せられ、脳で認識されて「痛み」「不調」「不快」「違和感」として出現してきます。
家で出火して火災報知器が鳴り出した時、その火災報知器のスイッチを切って音を消しただけでは問題解決にはなりません。
火を消し(痛みや辛さを消し)、飛び火していた(様々な症状が重なっている)場合は、何処が出火元(痛みや不調の原因)だったのかを探し、対策を立てる(予防する)までの一連の流れが出来て再建(健康)に向かいます。
今感じている違和感が、その場所に原因があるとは限りません。
例えば、内臓の異常で背中に痛みやコリとして現れて来たり(「内臓-体性反射」と言います)、浮腫みがその場所の問題ではなく別な要因から来ていたり、頭痛が脳の問題ではなく首肩のコリから、首肩のコリは背骨のバランスから、果ては足首の異常から引き起こされている(運動連鎖)と言ったこともあります。
その原因を、丁寧に紐解き、今抱えている問題に対して根本から改善していく、それが当院の「全身丸ごと治療」(ΡІRІΚΑ Therapy)です。

《施術治療介入後の過程》

鍼灸治療介入後の経過

病の勢いが強い時、即ち治療効果の持続時間が短い時(慢性的な症状)は治療回数を短期間に重ねます。そして、徐々に回数を減らし、月1のメンテナンスで維持できるようになることを目指します。
また、東洋医学全般に渡って言えることですが、東洋医学の理想は、その人が持っている自己治癒力を引き出すことにあります。そのため、「施術さえ受けていれば自分では何も努力しない」という人の場合、症状の改善に時間がかかります。
ご自宅でもお灸やご提案する運動や食養生を実践して頂いている方は、鍼灸指圧マッサージの効果は格段に違ってきます。
当院に限らず治療院等で施術を受けて、さらに生活習慣を見直すなど、自分でも治ろうと努力する人にとって、セルフケアも強い味方となります(これは東洋医学・西洋医学に関わらず言える事です)。この事も前述の「最小単位のチーム医療」の意味するところです。
1回の治療で効果は少なくても、回数を重ねる事で健康に暮らせる身体に変化していく、そのお手伝いをさせて頂きます。


《健康を考える》

「バランスの良い生活を」・・・健康に関する情報では必ず目にするキャッチフレーズです。
では、実際に「何を」「どのように」「バランス」を「考える」のでしょうか。健康意識を高める事は大前提だとしても、そこが曖昧なままだと、健康になる方向性とはかけ離れて行ってしまい兼ねません(健康のために何かのサプリを過剰に使うなど)。そこで、ここでは「具体的な”バランス”の考え方」をご紹介していきます。
まず、意外と知られていない「健康」を語る上で外せない内容に触れます。「健康」とはどういう意味でしょうか。ちゃんとした定義づけが世界保健機構によってされています。
まずは原文で。【Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
これを日本語に訳すと諸説あるのですが、現時点で以下のように翻訳されています。
『健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。』と定義づけられています。
どうしても、「病気をしない身体」と言うイメージを考えがちですが、憲章で定義された内容のポイントは、①「肉体的」②「精神的」③「社会的」にも「満たされている状態」と言う部分です。
これをそのまま受け取ってしまうと、現代社会において一部の人を除いて「健康な人なんて殆どいないんじゃないか?」と思えてきませんか?。
しかし、それは一方向的な見方であって、逆に病気を持っている方でも①、②、③が満たされていれば「健康な状態」と言うケースも出てきます。
東洋医学では、①と②は表裏一体と考え、西洋医学の「木を見て森を見ず」ではなく「木を見て森も見る」のが最大の特徴です。
肉体的に整えば精神的にも整うと考えられています。ただ、現代社会において「社会的」と言う部分が非常に厄介です。
それがストレスに繋がり、やがて精神的にも疲弊し、肉体的にも負担が掛かる・・・。
東洋医学でこの健康の定義に対して介入できるのは①と②です。その部分について触れていきます。

▶健康維持に関する5つの大切な要素【バランスをとるとは】

健康維持のための5つの要素

(1)緩める:ストレッチ、身体のリラックス、アロマ、ヨガ、ホシッパの利用など
(2)温める:身体を温かくする、入浴(熱すぎない事)、お灸の利用など
(3)整える:呼吸を整える、生活リズム(生活習慣)を整える、お灸の利用など
(4)補う:食べ物・水分・考え方を補う、薬膳、お灸の利用など
(5)鍛える:適切な運動・ウォーキング・筋トレなど
⇒この5つの要素をバランスよく実践する事で病に対する抵抗力の向上を目指します。

今では様々な健康情報が流れています。その多くは、上記(1)~(5)のどれかに属するものとも言えますが、一つに偏ってそれだけをやっていれば健康を維持できるというものでもありません。
中には、その偏りで不調を招く方も多くいらっしゃいます。セルフケアのコツは(1)~(5)をライフスタイルに合わせバランス良く、年齢、体調、季節などに応じ変化させる(必要な要素を補う)ことが肝心です。図の矢印は各5要素の相関関係を現します。そうすると、東洋医学でよく取り入れられている「五芒星」の関係がここでも見えてきます。
治療院で行う施術治療は辛さを駆除する事が最終目標ではありますが、「整える」と言うイメージが近いかも知れません。
整えた上で、治療自体ではまかなえないこの5要素のバランスをとるために必要な事をアドバイスとしてお話ししています。
「腹巻をして温めてくださいね」(温める)、
「もう少し筋力を付けましょうか」(鍛える)、
「少しストレッチして伸ばすように意識してみましょう」(緩める)、
「血を作るものを食べましょうか」(補う)、
「サプリは少し減らしましょうか」(瀉)などなど、生活スタイルで取り入れられそうなことをご相談しながらご提案しています。
治療院での施術治療とセルフケアは車の両輪のような関係です。


《健康のその先へ…『健美』》

健美へ

標題の「健美」とは、中医美容学で用いられる用語で、「健康を基礎として成立する美しさ」と言う概念を表現した言葉です。
美容の鍼灸と聞くと「お顔に鍼」と言うイメージもありますが、「美は内面か ら」と言われるように、全身を調整し身体内部の環境を整るだけでも、お顔の血色、くすみ、浮腫み、目の輝きが変わってきます。まさに「美の秘訣は何かに特化することなく体内・気血・栄養・生活のバランス感覚」が最も大切と言えます。これは女性に限らず男性も同様です。
気血の流れを整える事でお肌のベースも整います。
当院では、コースには出していませんが美容鍼も承りますが、全身調整の一環としてお顔に鍼をする事で三叉神経や顔面神経を介し脳に働きかけることで痛みをコントロールする場合もあります。


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